愛知万博に関する私案(8)



ヴァーチャルパビリオンの具体化


ヴァーチャル技術の構築に関する仕様
(1)基本OSはリナックスを使用し、オープンアーキテクチャを原則とする。
(2)インターネット上での画像および音声通信のソフトウエア開発。
(3)データベースのための圧縮ソフトの構築。
(4)リナックスに対応した新しいインターフェイスの構築。
(5)リナックスに対応したハードマシンの開発と普及。(NECや富士通などメーカーの支援)
(6)画像ソフトを中心としたソフトセンターを知多半島(候補としてはフォレストパーク跡地または阿久比町)に建設する。
(7)日本だけでなくアジアを中心にひろく人材を求める。
(8)ソフト、ハード環境、人材が万博後も資産として残るようにする。

「博覧会」の理念を実現できるネットワーク万博
博覧会協会の試算(目標?)によると、海上の森での万博を開催した際の予想入場者数は2500万人だとパンフレットにある。
地球上の人口は約60億人で、その中のたった2500万人である。ところがネットワーク万博にすれば少なくともインターネットに接続できる人間の数だけ参加できることになる。

長野オリンピックは確かに成功したかもしれないが、後に残った借金と、閑古鳥が鳴く箱物。
ヴァーチャルパビリオンの場合、リナックスベースの通信技術、世界の文化資産のデータベース、それらに携わった人材(とくにアジアの人々)、知多半島の産業資源などが確実に残る。
例えば郵政省が進めているギガビット構想を一般市民の情報インフラとしてどれだけ活用できるか知多半島で実験ができる。生活、産業両面での活用の実験とソフトウエア開発を「環境」をキーワードに推進できるとしたら・・・。
少なくとも「新住事業」とのジョイントとして進められている「海上の森」万博よりも、はるかにメリットがあると思いませんか?

2002年のワールドカップサッカーを経て、2005年の万博がアジアの中の日本のポジションを改めて問い直すきっかけになりませんか?
知多半島ソフトウエアセンターで共同開発に携わったアジアの人たちが、その技術をもって母国に戻っていくことは、そのままアジアの新しい産業振興にもなるはず。
箱物中心のアジアODAに対して、ヒューマンテクノロジーの育成と日本をセンターとしたアジアンネットワークは万博後も確実に発展すると予想される。

知多半島の住宅環境の整備、交通インフラの整備、ギガビット(光ファイバー網)構想の生活レベルでの活用およびインフラの整備、知多半島の観光資源の再興、知多半島および伊勢湾・三河湾の自然環境の保全事業は海上の森で進められている「新住事業」の代案になりませんか?

「博覧会」としての条件を満たす開催具体案としては
(1)「海上の森」を「環境保全」のシンボルとし、「海上の森」のフロントにメイン会場を設置する。
(2)知多半島はメインテーマを具体的に紹介するサブテーマ会場とし、テーマごとに会場(箱物パビリオン)を分散させる。この場合、新たに自然を破壊することなく、フォレストパークやビーチランド、碧南臨海公園、舞浜ビーチ周辺など既存施設を利用する。
(3)ヴァーチャルパビリオンを活用し、世界の市民参加型のネットワーク万博とする。
(4)「博覧会」として「展示」するものはヴァーチャルに体験できる世界遺産、世界的な環境資産、それらを体験するためのソフトウエア技術、世界の市民が参加している環境保全運動、世界の文化・祭りなどのデータベースなどがある。
(5)ヴァーチャルパビリオンのサテライト化により、「海上の森」「知多半島のヴァーチャルセンターおよびサブ施設」「サテライトパビリオン」がネットワークされた新しい万博のあり方も提示できる。



イベントおよび「箱もの」パビリオンの提案










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